コラム「猫の手も借りたい」№270 猫アレルギーについて

天候不順だ。夏日もあれば、暖房がないと風邪を引きそうな日もある。
三寒四温とは言うけれど、それにしてもあんまりじゃありませんか!
あきらかに異常気象だろう。

私の小さい頃は薪で煮炊きをしていたような状況が、あっという間に、ガスだ!電気だ!と本当に便利になった。しかし、たかだか半世紀ちょっとなのに、もうこんなにカーボンニュートラルだの電気自動車だの、ってことになり信じられないスピードだ。
ましてや南極の氷が溶けるだなんて。

とにかく、子孫の世代を考えて日々を送って行こう、出来ることは出来る限りしないと。

今年の2月、空気清浄機の会社が、ネコを飼育している成人男女9千人くらいを対象にネットでアンケートを取ったところ、8人に1人(約12%)が「猫アレルギー」という結果が出たとのこと。
これは医療機関を受診していなくても自分がそう感じる方も混じっている。

へえ、8人に1人? そんなに多いんだ、とびっくり!

猫アレルギーを抱えながら、なんでネコと暮らしているのか、の問いには「すでに家族として迎え、看取る覚悟だから」というものや、「できるだけ清掃をしたりなどの対策をすればある程度マシになり、暮らしていけるから」というものが多いようだ。

対策を講じているかの問いには、90%近い人が、していると回答、「アレルギー薬の服用」「空気清浄機の使用」に加え、「こまめな換気を行う」など室内の空気管理を積極的に行っている方も多く、空気清浄機に至っては実に、63%の方が「所有している」とのことだそうである。

私も猫アレルギーだろうと思われる。

血液検査で調べても「ネコ」のチェックは入らないが、好酸球の数値が高く「アレルギー」が疑われる。もちろん、花粉症ではあるのでアレルギーなんだけど。

タマが亡くなったとたん、その数値は正常値になり、主治医からは「ネコちゃんいないからなんじゃ」と猫アレルギーを疑われた。
ペルが来たとたん、またHighの数値に戻ったので、これはやはりネコと暮らすことがマイナス要素で、注意して暮らしてね、という警告だと捉えることにした。
ここ十数年前から、ゼンソクも発症しているし。

うちも空気清浄機は2台回っている。
空気清浄機を使っている80%の人が「ネコのいる空間をすべてカバーすることは難しい」「ネコの細かい毛を除去することは難しい」とも回答されており、その通りと思う。

私は寝室ではずっとマスクをしている、隣で彼(ネコのことですよ~)が寝ているから。
ゼンソクもここ5年で2回、発作を起こしている。気を付けてはいるが完全に防ぐことは難しかろうと思う。

それにしても「約12%」は多い数字だ。
譲渡会でお尋ねする項目に「お子さんの猫アレルギー」に加え、「大人」も加えたほうがよさそうだ。

2023年5月 くどいけいこ