コラム「猫の手も借りたい」№262 最強寒波

さむ~、10年に一度あるかないかの寒波だそうで、ほとんどの外ネコは未経験な寒さなわけである。
私はよく、外に出ると「冷蔵庫」の中にいるみたい、と表現するけど、これは「冷凍庫」の中にいるみたい、だ。
はあ、エサやりさんは、ホントにみんなけっこうな心配をされていると思う。
私も、ムギちゃんが餌場に姿を現すかどうか、ハラハラしながら給餌に向かった。

いつもは人通りを考えて夜9時以降に行くようにしているが、彼女はけっこう前から待っているようである。
以前であれば空き家があったから寒さも凌げたが、今は吹きっさらしの、それもなぜか塀の上にいる、やれやれ。
もう、とにかく人と会わないようにと願いながら、ちょっと早めの7時半に行ったら、塀の上、あ゛~、やっぱり。

でも、元気だ。風も強く、なんか飛ばされて来はしないかと、こっちも身の危険を感じながら、食事しているムギを見守ったが、いつも通り食し、満足気に闇に消えた。

しかし、強い(ムギのことです)。
どうやら、塀の横のお宅の縁の下にいるようだが、「縁の下」ってこっちが思うより寒くないのかな。
縁の下なら、トイレにわざわざ屋外に出る必要もなく、縁の下で済ませられるのでは。
たぶん、自分で「トイレ」の場所を決めて、分けているのだと思う。意外と便利なのかもしれない。

さて、最強寒波到来から今日で3日目、今のところ風邪もひかず、ムギちゃんは元気だ。
もう少しで寒波は抜け、一番寒いこの時期も終わりを迎える。
ムギちゃん、頑張れ!
バランスよく、なおかつ美味しいものを選んで、温かいフードをタップリ持ってくからね。

 

我が家のペル、暮れくらいから、なんとなく元気がないな、と思いながら年越しし日を送っていたが、松の内が明けたころ、へんだ、とハッキリ思いだした。
私の傍に来ず、じっと動かない。顔の表情も心なしかキツイように見える。
食卓兼デスクのイスに彼の居場所があり、いつもそこにいるのだが、夕飯の時間になったので、身体を押して下に降ろしたら、なんと「ハー」と怒った。

うちに来て初めてのことだ。丸5年になるところだが、一度も「ハー」は言ったことがない。びっくり。
さて、どうしたもんだか……、直近の受診の検査では、肝臓数値も安定しており、それ以外の数値も問題はなかった。
具合が悪いという感じよりも、元気がないという印象である。

そうは言っても、とにかく病院へ連れて行った。
血液検査とレントゲン。血液検査の結果は、肝臓数値も落ち着いていた。さて、レントゲン。
どうやらレントゲンで問題が見つかったようだ。
腰辺りに痛みが来ているのでは、との診立て。
ペルは元々、腰から尻尾にかけてちょっと奇形があり、尻尾が上に曲がらない。
この奇形は、年齢を重ねてくると痛みが出やすい、とのこと。
そうかー、だから身体に触ってイスから降ろした時、痛みで「ハー」と怒ったのかも。

痛みがあると、元気がなくなる、という症状が出やすいようである。
身体に触られたくないのか、私を遠ざけているようだ。
とりあえず「痛み止め」を処方していただき、様子を見ることに。
以前は、ネコは痛み止めを使いにくい動物である、と聞いた。
しかし、医学も日進月歩、今はいい薬が出来、副作用もほぼなく効果が上がる、とドクター。
しばらく投薬して経過観察となった。

薬を飲ませた翌日頃には、キツかった表情がなんとなく緩やかに。
ペルはだんだん元に戻りつつある。
よかったよ、ペル。

2023年1月 くどいけいこ