コラム「猫の手も借りたい」№182 ネコと暮らすということ 

久しぶりに寝込んだ、持病の喘息である。
咳の発作が起きた時、いつも私の顔を覗きこんだ「タマ」、今はペルが同じように覗きこんで心配してくれる。
しかし、いつもながら喘息はキツイ。

10月の最初の台風の時に引いた風邪が悪化し、気管支炎になり、咳が止まらなくなったと思ったら、あっという間に「喘息」に。
お陰で10月いっぱい、なんやかんや言って寝たり起きたりする日々。
11月に入って、やっと症状が落ち着いて来た。

私の主治医も友人たちも、「喘息はネコ飼ってるから」と、、、
私は元々、ネコアレルギーはない(しばらく測ってないからな、今測ったら出ちゃうかしら)が、しかし、アレルギーの数値を示す「好酸球(こうさんきゅう)」が、タマがいなくなり、ペルが来るまでの1年間はまったくの正常値になって驚いた。
主治医はやはり、「ネコ」には注意せよ、と再三再四のイエローカード、私は、というとマスクの着用、これは夜は365日着けて寝るし、空気清浄機も使ってるし、など出来ることは努力している。

まあ、風邪を引くと必ず喘息になるわけでもなく、以前の喘息は、2年前の2月、つまり2年半くらいはなんともなく過ごしていたわけだ。
そもそも、台風の前に喉が痛く病院に行き「感冒薬」の処方をしていただいたが、台風の騒ぎで「窓の破損防止(例の、養生テープを貼った)」や大事なもの、家電などを上階に移動するなど、ハードな対応をした上、台風当日はぜんぜん寝られず、と散々な目に遭った末の「喘息」、もう最悪だった。
もっとも、台風も大きな気圧の変動をもたらすので、これも要注意だったんだね、今思うと。

気管支炎が酷かったので3日ほど発熱し、咳が始まるとゼイゼイと呼吸困難に、、、それでもネコのエサはやらないとならない。

今回は本当に入院した方が、と心から思ったし、友人からも「もう、言ってよ、遠慮せず。出来ることはするのに!」と言われた。
私も出来たらそうしたい。

でも、、、、今も、トラミさんとの毎晩の投薬の攻防戦は続いているし、くーちゃんも食が細くなり、嘔吐も時々ある。変な話、2匹ともハウスの中でいつ亡くなっていても全然おかしくない状況にある。
そんな中、誰かにエサやりを代わってもらうということは、薬を飲ませることが出来なくて、食が細い子に食べさせることが出来なくて、それが元でこの子たちが体調を壊し、亡くなってしまう可能性もゼロではない。
もし、そんなことになったら、私はそれでも諦められるが、代わってくれた友人はどうだろう、、、、私が代わった側なら、とても残念な気持ちになったり、ごめんね、と悔やむ気持ちは避けられないだろうと思う。

だから、どうしても「入院」は避けなければならないと思っている。
もちろん、投薬もなく、普通にフードを出しておけば食べる子ばかりなら、私も遠慮なく入院したい。
ペルはドライフードと水を出しておけば、数日はお利口に留守番が出来るから、今のところはなんの心配もない。
結局は、今、ペルも含め6匹のネコと関わっている。
これってやはり多いよね、、、
ペル以外は高齢になってるから、本当に心配。
しかし、TNRを始め、そろそろ15、6年くらいか、我ながらよく頑張って来たものだ。
もう少し、と思って頑張るしかない。

ちゃんと看取れて肩の荷が下りるのは、もう少し先かな。

2019年10月 くどいけいこ