コラム「猫の手も借りたい」№166 初めてのロングコート

さて、ペルは日本猫とペルシャのMIXなので「ロングコート(長毛)」。
昨年の保護時は手入れされていない長毛が「毛玉」だらけで、とんでもないことになっていたので、バリカンで顔と四足を残してすっかり刈られていたが、現在は伸びてキレイなロングコート。
MIXなので、背中部分は硬いまっすぐな毛もあるが、足やおなかは「モフモフ」のちょっと縮れた長い毛で覆われていて、我が子ながら美しい(親バカ)。
体重は5キロちょっとだが、毛のボリュームがあるので実際より大きく見えるようだ。
前足、後ろ足は、日本猫よりひと回り太いイメージ、全体的には「白い子熊」みたい。

しかし、この「ロングコート」、手入れがちょいとやっかい。
毎日ブラッシングするが、なかなかどうして、ふわふわと抜け毛が室内を舞う。
ペルは、自分で舐めて毛繕いするが、長い毛先まで舌が届かない。
アゴの下は、食事後に汚れるのでキレイにしたい彼だが、舌で舐めると毛がそのまま口の中に入って来てしまい、「いやいや」をするも濡れた毛は容易には吐きだせない。
仕方ないので、口に入る部分をハサミでカット、ちょっとかっこ悪いがしょうがないや。

口周りもだが、オシリ周りも同様なことが、、、
ウンチがオシリの周りの毛に付き、これまた困ったことに。
病院さんにバリカンで刈ってもらう始末。

まだある。

足の肉球の間の毛もしっかり伸び、フローリングや階段も「走る」と滑る、あぶな。
だが、この肉球の間の毛は、トイレの砂を排斥してくれ、トイレ周りの汚れが以前(タマの時)に比べると少ないようだ。
ま、良いこともあるか。

私は「喘息」を持っているので、アレルギーの数値を示す「好酸球」が、ペルが来てまた跳ね上がった。
これはネコと暮らすなら自分で注意するしかない。
ブラッシングでペルを清潔に、そして「掃除」をこまめにする、ってところか。
掃除嫌いの私も、心機一転、ガンバルか。

そうそう、もうひとつ面白いことがあったっけ。
ペルがうちに来た当初、ペルの「くちびる(そう呼ぶのだろうか)」に黒い点がポツポツ。
あらヤダ、フードのカスが着いて汚れてるんだわ、と私は嫌がる彼の「くちびる」をごしごし。
しかし、いくら拭いても拭きとることが出来ない。
よくよく見ると、なんと模様ではないか。
ごめんよ、痛かったよね、ペル。
なんて不思議な模様だこと。

これからも末長くよろしく。

2019年1月 くどいけいこ