コラム「猫の手も借りたい」№99 真夏

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またまた猛暑の夏がやって来た。

日中が35℃以上の猛暑日がずっと続いている。
もちろん夜もそれに伴う25℃以上の熱帯夜。
毎日毎日「高温注意報」が発令され、熱中症で倒れる人が続出している。

しかし、暑い。確かに暑い。毎年この話題を取り上げるが、今年も猛暑が少しも緩む日がない。
ちょっとでも緩めば、それは人にも動物にもほっと一息、喜ばしいことだが、今朝の天気予報でもここしばらくはこの猛暑が続くとのことであった、トホホ。

飼い猫ちゃんたちも、エアコンが必須で、それこそ無人の留守宅でペットのためにエアコンが活躍しているわけである。光熱費が嵩むこと間違いなしだが、こればっかりは致し方ない。

いつだったか、真夏に、帰宅したらばエアコンが壊れていて室内でペットが倒れており、救急で病院を受診したが亡くなってしまった、というのをなんかの番組でやっていた。
飼い主さんはエアコンが突然壊れてしまった、言わば「事故」でペットを亡くすなんて想像してもいなかったろうと思う。

しかし、屋外が35℃以上となれば、室内は優に40℃を超えているであろう。その中に1日閉じ込められたら熱中症になり、激しい脱水が起こるであろう。
エアコンの故障、なんとかこれを防ぐ手立てはないものか、やはりシーズン前にはエアコンの手入れ、点検の業者さんを入れる、ということになろう。

さて、エアコンの温度設定はどうだろう。
犬、猫の平熱(平常時の体温)は37℃~38℃、人間より1~2℃高い。なので、エアコンも、人がちょうど良い、と感じる温度の1~2℃高い設定が良いらしい。
私なんぞ短絡的だから、全身毛に覆われた動物は人より暑いと感じるだろうから、人がちょうど良い温度より低めがベストかな、と思ってしまうが、その逆である。
エアコンが効き過ぎると、風邪を引いたりおなかを壊したりと体調不良の一因になるから、注意が必要だ。

うちの外猫たちは、健気に頑張っている。少しでも涼しい場所を見つけては移動しているようである。
いつもなら毎朝「おくれ~」とドライをねだりにくるが、猛暑になってからはそれがない。
それでもまだ、夜の食事は多少食べムラはあるもののなんとか食べてくれているが、これもいつまで続くやら。猛暑日がこのまま続けば食欲不振になって行くであろう。

私の、猫たちへの給餌もそろそろ10年め、常連さんはみんな高齢である。
この暑さが堪える年になっており、さぞやキツイと思われるが、どうしてやりようもない。
せいぜい、手を変え品を変え少しでも食が進むフードを考えることと、いつも新鮮な水が飲めるようにしておいてやることぐらいが精一杯である。

少しでも暑さが緩み、涼が戻ることを願うのみである。

 

2015年7月 くどいけいこmachi_beret - コピー