コラム「猫の手も借りたい」№320 トラミにゃ勝てないわ 22
3月の更新からほぼ半年、トラミさんも色々あって、なかなかアップできずにいた。
ムギさんが8月21日に亡くなったが、その数日前からトラミも食べなくなって、毎日通院を余儀なくされた、そんな中でのムギさんの見送り、ネコのことに掛かり切りになる日々。
トラミは10日ほどで、なんとか危機を脱して、やれやれと思っていたら、9月の中旬にまた食が落ちてしまって。
今度こそダメかと覚悟をしたが、ドクターが預かってくれて静脈点滴をしながら様子を見てくださり、おかげさまで1週間ほどで退院して戻ってきた。
「入院」に過剰なストレスがかかるため、私はトラミをお預けするのは避けてきたが、長年の通院治療のせいか、今回はちゃんと食べて、まあイヤそうではあるがなんとか保ちこたえ、回復して帰ってきた。
私は毎日顔を見に行き、茹でたササミや、マグロを食べさせたりしてみた。
ドクターも、今回は極端にストレスがかかっている、というふうでもないのでは、と言ってくださり、こちらもほっと胸を撫でおろした。
退院してきてからは、3日に1度の通院を1日おきに。
これでまあ、お互いもっと大変にはなる。
自宅で補液をしてもよいが、信頼関係が築けず距離が縮まらないトラミには、やはり気が引けてしまう……。
通院での治療がせいぜいかもしれないと思う。
しかし、なんとちょっと、前よりほんのちょっとだが触れるようになった。喉の下を撫でさせてくれるように。
だが、そこからちょっとでも手が頬に近づくと怒られる、やれやれ。
でも、大きな進歩だ、と思う。
可愛いトラミさん(親バカ)。
梅雨頃から、時々食欲にムラが出て、その度に治療を重ねてきてはいる。
やはり「低空飛行」には違いない、ということではある。
2020年に屋外からピックアップ、その時点で危ぶまれた命は、今月末(10月)で丸5年を迎え、6年目に入りそう。
いつまで一緒にいられるかわからないが、せっかくのご縁、大事にしたいものだ。
トラミさん、頑張れ。