コラム「猫の手も借りたい」№261 ピンクの男(ひと)
そう、北区赤羽で「ピンクの男(ひと)」と言ったら、林家ペーさんである。
かなり前だが、夜の地元スーパーで、エスカレーターで地下の食品売り場に向かう時、私の前にいらしたのはぺーさんだった。
実は震災の少しあとでペーさん、パー子さんに保護ネコをお世話させていただいた。
その頃は赤羽駅から10分ほど歩いた、商店街の一角にある「ペットフード屋さん」で、毎週土曜日の午後に里親会を開催していた。
チラシやポスターも作っていたし、その頃所属していたNPO法人のホームページでもアップしていた。
どれがお目に留まったかは不明だが、突然、ピンクのお二人が会場をお訪ねくださって、一同びっくり。
常時10匹程度はエントリーしていたが、その中の1匹がパー子さんのお眼鏡に叶いめでたく譲渡の運びとなったのであった。
あとでスタッフの一人が「そういえば、会の携帯電話に男性の声で、何度か留守電が入ってて、それがぺーさんだったんだね。名乗られていたお名前が本名だったからわかんなかったんだ~」と言い出した。
ぺーさんは、会場のペットフード屋さんでたっくさんネコのフードを買って、どうぞとご寄付くださった。
その後、何新聞だったか忘れたが、そのネコを抱っこして、ご夫妻でそのことを記事にしてくださったなあ、ありがたや。
さて、話を戻そう。
エスカレーターで、ピンクの洋服のぺーさんに思い切って「お久しぶりです」とお声をかけた。
あの時に保護ネコをもらっていただいた、里親会のスタッフです、と私、名乗った。
あ、そうでしたか、と話をしながら、そう言えば、私にはペーさんと共通の知人がいたことを思い出し、その話をちょっとさせていただいたところ、え!とびっくりされ、それから話が弾んでしまい……、深夜のスーパーの鮮魚売り場の前だったが、少ないお客さんだったけど、それでも人が溜まり始めたことを覚えている。
全身ピンクでくるくるパーマの男性と、ただのおばさん(私のこと)が立ち話していても、目立ってたんでしょうね。
ネコのお世話をさせていただいてから、ペーさんのイメージがそれ以前と、私はまったく変わってしまった(どういうイメージだったの?!(苦笑))。ぺーさんはとても真摯な方で、話し方も真面目そのもの。会のスタッフが、電話ではまったくわからなかった、というのも頷けた。
もう、ずいぶん前のことだが急に思い出したのは、なんでかな?
新しい年が明けました。
本年もよろしくお願い申し上げます。
相変わらずのコロナ禍、活動はかなり阻まれておりますが、それでも感染に注意しながら出来ることはして参ります。
この間、ホームページの問合せフォームからのご相談者さんが、実は「まちねこさん」だけではなく、他の団体にも連絡していて、アドバイスの内容次第では他の団体さんにお願いするかもしれません、ごめんなさい、とおっしゃってくださいました。
こちらはまったくかまいません、ぜひそうなさってください。
ご連絡いただいてからお返事出来るまで、時間がかかる場合もあり、間に合わなくなったりしては元も子もありませんし、団体によって出来ることはさまざまであると思います。
どうぞ、お気になさらないで複数の相談先にご連絡してください。