コラム「猫の手も借りたい」№186 投薬

ペルが「くしゅん」とくしゃみした。
(ペルは昨年5月うちに迎えた「ペルシャMIX」のオス 推定年齢8~9才)
え、と思ったが様子を見ていた。翌日は立て続けに「くしゅん、くしゅん、くしゅん」と3回。
「くしゃみ3回 ○○3錠」って薬のCMあったよね(笑)。

もともとペルは「涙目」の症状があり、目薬をいつも使っている。
これは、たぶんネコ風邪の症状で、昔引いた風邪が治りきらず残ってしまっているのであろう。
だから、くしゃみの症状がでてもおかしくはない。親バカな私は早速受診した。

ペルの症状が軽いため、風邪薬が7日分出た、朝晩で14包。
主治医の説明では、薬は何種類かあり、1種類はスティックタイプの「粉」ということ、それなら全部「粉」で、とお願いした。

さて、帰宅してすぐに1包目の投薬。薬の個包装を見てみたら、量が多い、、、まず、フードに混ぜ込んでみた。
普段は与えない、脂肪分多めのウエットに入れ込んだ。最初は食べたが、1/3くらい残した、やれやれ、困った。
その後、満腹にならなかったようで、なんとか我慢して食べてはくれた。
これは「カプセル」を試す時だ、と覚悟した(オーバーな(笑))。

私はこれまでの子の投薬には、必ず「カプセル」を使ってきた。
ネコの投薬はけっこう面倒で、何回かコラムでも紹介してきた。
粉薬をフードに混ぜるのは、一番簡単な方法だが、ところがどっこい、そう簡単には食べてはくれない。
錠剤にして、フードの奥に仕込むのも一案だが、錠剤のみ残して他はきれいに平らげる、なんて芸当もネコはやってのける。また、なにげに小さな錠剤を「ドライフード」に知らん顔して入れておく、なんてのも大概のネコは気が付いて残してしまう。
適量の水に溶いて「シリンジ(針なしの注射器)」で吸って口に流し込むってのもありだが、味がまずいと、ブクブク泡を吹いて薬を吐きだしてしまう。これも見事(感心している場合じゃない)ではある。
「フードに混ぜる」というのは、フードを残されたり、あるいは仕込む段階でうつわの内側に少量がくっついて(物理的に)残ってしまったり、シリンジでも完全にやりきれるわけではないので、私は「カプセル」を使ってきた。これだと、確実に必要量の薬を直接「胃袋」まで届けることができるからである。
だから自宅には №2から5 まで、4サイズの空のカプセルを用意している。
カプセルは0からあるが、№0と1 は大きくてネコの口には合わない(と私は思う)。
明朝には飲ませないとならないから、夜中スタンドの下、カプセルに薬を詰める作業開始。

これがなかなかコツが必要で、袋に薬が残らないように、またこぼさないように意識を集中、骨が折れる。
全部「粉」で、とオーダーした自分に腹が立った。錠剤はそのまま貰ってきた方がよかったかも~、とちょっと後悔。
カプセルは、胴体とフタに分かれており、特にこの「フタ」をする時が難しい。

なんだかんだ言いつつ、カプセル詰めを行ったが、№2では入りきらず、№3が2個になった。
あー、2個はきついなあ、、、ペルは飲むかなあ、飲んでくれるかなあ、、、

亡くなったタマも、その前のチャオも、お利口にカプセルを飲んでくれ、タマに至っては10年の長きに渡って、毎日1回欠かさず飲ませた。
ドクターも、投薬がしっかりできることが病気の治療には大切、といつも話してくださった。
さあ、うまく行くかな。
続きます。

2019年12月 くどいけいこ