コラム「猫の手も借りたい」№289 おもしろ❤
みなさんは、ネコがマタタビにスリスリでれでれするのをご覧になったことはありますね。私ももちろんあります。「猫にマタタビ」ということわざもございます。
さて、なんでネコがマタタビにスリスリするのか、たまたま書物を読んでいたらその理由が判った。マタタビに含まれている「ネペタラクトール」という成分が「蚊除け」になるそうで、その成分をスリスリして身体にこすりつけたネコは、蚊に刺されない、ということらしい。
まあ、そんなことがあったなんてびっくり!
さらにさらに読んでいると、マタタビと同じ「ネペタラクトール」という成分を持つ植物に「キャットニップ」がある。
「キャットニップ」は ネコの噛むもの という意味で、「ネコが好む草」であるらしい。
マタタビと同じ成分が含まれているから、さもありなんだが、このキャットニップの和名はなんと「イヌハッカ」ということで、え゛っとますますのめり込んでしまった。
ネコでイヌ?となんの関係があるのか、と興味津々、どんどん調べていった。
このイヌハッカの「イヌ」は犬とは関係がないそうである。
【「犬」がつくのは「役に立たない」という意味です。
薄荷(ハッカ)は漢名からきており、お菓子の香りづけのほか、漢方薬の生薬としても古くから使われていたようです。 こちらは、薄荷(ハッカ)には似ているけれど、薄荷のようには役立たないことから、「イヌハッカ」になりました。】という説明が出て来たが、わからん💦💦
要するに「キャットニップ」はハッカ(薄荷)に似ているけど、ハッカの役目は果たさない、ということだ。
それはわかるが「犬 イヌ」がわからん💦
もうちょっと見ていったら、これが出て来た。
【人間用でなく犬用ということから、「麦」に対して「イヌムギ」、「稗(穀類のヒエですね)」に対して「イヌビエ」】
つまり、人用ではない/犬用(人の役に立たないもの)ということで使われたらしい。
なんとなく、ちょっと解った気がする(苦笑)。
しかししかし、偶然とはいえ「キャットニップ」の和名が「イヌハッカ」だなんて、おもしろいったらありゃしない。
マタタビは、ネコによって反応の仕方は異なり、まったく反応しない子もいる。
反応の強い子は、スリスリでれでれ、よだれで頬がびしょ濡れになるほど、酔っぱらうくらいになる子もおり、うちのペルもこのタイプです。
その行為によって「蚊」から身体を護ってくれる植物であるわけで、ネコ科のヒョウなどにも見られるそうだ。
蚊に刺される動物はネコだけではないのに、それこそ例えば「イヌ」はなんでこれを利用しないんだろう……
結局、他の疑問を抱いてしまう結果となった。