コラム「猫の手も借りたい」№178 ラム・タム・タガ―
心がざわつく。
ちょっとしたことでも小者の私は、ざわついて、つまずいて。
アルコールをまったくやらない私、「お酒はストレス発散にいいのにね」とよく言われるが、飲んだことないからピンと来ない。「飲めない人って人生ですごく損してると思うわ」と真顔で言われると、おっと、話がそれて来た、元に戻そう。
書けなくてもなんでも、毎日のネコたちへの給餌はかかさない、かかせない。
淡々と生きフードをねだるネコたち、なんだかほっとする。
永い付き合いだからみんなの「食の好み」は心得ている。
時々、みーんな好きだから鶏肉を茹でてやろうと、ナベに水を張る。
胸肉一枚を茹で、冷まして小さく割く。容器に入れて与えても咥えて持って行く子もいるため、その子用に小さめのブロックにもする。
準備をして容器に入れ配る。
配膳順、置く場所、決まったコースで与えて様子見でお付き合い。
一心不乱に食べる、なんと「生命の息吹」を感じることか。
食べ終わると満足気に舌舐めずりをしながらリラックス、水を飲んだり、お気に要りの場所で寝そべったり。
それから入念に毛づくろい。
容器を回収しながら、また明日、と元気な姿を見送る。
このところ、トラミもくーちゃんもなっちゃんも、みんな高齢化して来て、昔のようたくさんは食べなくなって来た。
相変わらずトラミさんとの「薬の攻防戦」は続いている。
黒ネコくーちゃんは、グンと食が細り心配な限りだが、こればっかりは致し方ない。
今年も梅雨明け後の猛暑、毎年とは言え本当にイヤな時期に突入してしまった、やれやれ。
昨晩は、値段が落ちていたので「カツオのたたき」を張り込んだ。
私は「カツオのたたき」はちょっと茹で、半生の状態を小さく刻む。
もうケチケチせず、思い切ってたーくさん与えてみたところ、まあ、食べる食べる、ネコ(人)変わったがように食べてくれ、私を喜ばせてくれた。
特にくーちゃんの食べたこと、いつもの3倍くらい食べた。
このまま猛暑が続けば、必ず食が細るのは目に見えているが、お天道さまにお願いしながらこの子たちを見守ろう。
さて、我が家のペル、7月末に健康診断をした。
エコーの予約を入れ、レントゲン、血液検査など、入念に行った。
肝臓の数値が一番気になるところだったが、お陰さまでこの数値もかなり落ち着いて来た。
うちに来てから1年とちょっと。少しずつ数値は改善されて来ており、さらに下がっていて胸をなで下ろした、良かったね、ペル。
4月に、ロングコートの彼のたくさんの毛玉取りと、お尻周りが汚れるのを回避するため、下半身の毛刈りを行った。
それから約3ヶ月、毛玉はまったく出来なくなり、あの毛玉はいったい??と思った次第。
お尻周りは気になるので、また毛刈りをしていただいた。
この下半身ツンツルテンの状況、これ、どっかで見たことある、、、、そうだ、クラシックバレエの王子様役さんみたい(笑)
まっ白いタイツ(王子様はまあ、これ定番)それもピチッとしたの。
しかし、足先の毛は残っているので、まるで白いブーツを履いてるみたい。
あ、これ、ミュージカル「CATS(キャッツ)」のラム・タム・タガ―だ!と気がついた。
そう思って調べたら、なんと今はラム・タム・タガ―は白ではなく、黒とヒョウ柄にコスチュームが変わっていた。
1997年のリニューアルの時から変わったらしい。
「雌にモテモテのプレイボーイネコ」のキャラだが、ペルもちまたにいた頃はモテたんだろか。