コラム「猫の手も借りたい」№156 ミュータント
今夏も例外なく「猛暑」、しかも飛びっきりの猛暑。
それもまだ「7月」、というおまけつき。
7月半ばの3連休の前に、屋外の子が1匹体調を崩した。
とたんに猛烈な暑さがやって来た。
最悪。
餌場に来ない、、、
名前を呼ぶと「とぼとぼ」と歩いては出てくるが、所在なさげ。
いつも一緒にいる子も、1匹で別行動になってしまっている。
はー、どうしたもんか。
とにかくなんでも食べるもんを、と思うがドライはまったくNG、ウエットも舐める程度。
こんなんじゃ弱ってしまう。
夜8時に1回目の給餌、食べない。
2回目、3回目と深夜まで様子見に屋外へ。
その度に、じっとりと汗をかく、風がないと深夜でも熱帯地獄だ。
いよいよ食べないので、いけないと解っていながら「アジの干物」を与えてみた。
最初に飼ったネコ「チャオ」が好きだった。
今は考えられないが、あの頃は与えていたっけ、、、
食べる、食べてくれてる。
仕方ないからしばらくはアジ、それでもそう多くは食べない。
その後は、「鶏ササミ」を食べだしたので、だんだん切り替え。
アジを混ぜた「ウエット」も、というようにしていき、なんとか猛暑期間の2週間を乗り切った、やれやれ2。
私も毎夜毎夜深夜まで、熱帯地獄の中に出るので疲れがたまり、深夜に片づけが済んだ後、やれやれ3とちょっと横になろうもんなら、2-3時間うたた寝してしまい、ふと気がつくとお風呂にも入らずパジャマにも着替えず普段着のまま。
慌てて入浴しやっとベッドに入る始末。
それも一度や二度じゃない、悪循環が続いてしまった。
とりあえずは、暑さはいったんリセットされたが、この猛暑、また繰り返すに違いない。
本当に夏場は油断できない。年々酷くなる傾向が強い。
40℃が2週間も続けば、当然「淘汰」の二文字がチラつく。
これも致し方ないだろう。
もちろん温暖化に拍車をかけないように、二酸化炭素の排出量を調整するなど、人類は努力をしなくてはならないが、それが即刻の解決に繋がるとは思えない。
利口なネコたちのことだ、突然変異で「暑さに強い」ミュータントネコが現れ、平気の平左で私たち人間を嘲笑うような日が来るかも。
なーんちゃって。