コラム「猫の手も借りたい」№96 ご無沙汰
3月末に更新して以来、そろそろ2ヶ月半。 遅くなりましたが、やっとコラムがアップ出来ました。
あまり長く空いたので、何から書いて良いやら・・・、わからない状況におりますです、ハイ。
この2ヶ月半、まあ、色んなことがありました。 一番は、仕事が忙しかったこと。 年度替わりは本当に忙しく、まさに「猫の手も借りたい!」ですが、借りられませんからね。
そんな中、うちのタマ、精密検査で「大学病院」を受診しました。 すでに2回、過去に同じ大学病院を受診していますが、それでも今回は07年春以来のこと、8年の歳月が流れています。
高齢になったうちのタマ、受診さえためらいましたが、そうは言っても体内に何があるのか判らないと手の打ちようもないことから、受診を決めました。
CT撮影が主な検査目的でしたから、どうしても麻酔が必要です。この、検査麻酔も含めてドクターと相談する計画でデータを持って出かけました。
慢性腎不全を発症しているため基本的に麻酔は天敵、非常に悩みましたが、ドクターと入念に話し合い、麻酔をかけてのCT検査に挑みました。
当日は彼女の体調に合わせ、病院への行き帰りはタクシーで。一旦彼女を預けて帰宅しましたが、私の足は当然地下鉄です(笑)。
CT撮影を終え、麻酔から覚めたタマの顔。不機嫌の極みでした。
それ以後、一週間は経ちますがご機嫌はなかなか戻らず、言葉の通じない動物の扱いの難しさを痛感しました。
彼女に強いたくない、といつも思っていますが、投薬(飲み薬)、腎不全の注射(補液)だけでも負担になっている上、今回の受診で、「ママ(私)なんか、信じられない!」と怒る彼女、うちには私以外に家族はいませんから逃げ場がありません。
本当に悩みます。まあ、ネコ(タマ)も賢いですから、おねだりする時は上手に私の機嫌をとったり、私が必要ない時は手の届かない場所で寝ていたり、ですけど(笑)。
このところの状態は、高齢(推定15~16才)で足腰の衰えは顕著ですが、体重はなんとか維持しています。 静かに、ストレスがかからぬように生活させてやろうと考えていますが、なかなかどうして、簡単には行かない現実がありますね。
タマの結果は、お陰様で「様子見」となりました。やれやれ。
ってなことをしているうちに春シーズンに突入し、「仔猫が、母猫が」という時節になってしまいました。 今年も例年通り、現在は仔猫がたくさん、ちまたにいますね。 皆さん、昨年夏や秋頃から庭に来ていた仔猫にちょっと関わっている間に仔猫(その子供)が生まれてしまって、と相談が来ます。
生まれたものは母猫のお腹に戻るわけもなく、また、引き取ってくれる団体も皆無ではありませんが、仔猫の数が膨れ上がるこの時期は厳しいです。 生まれた仔猫、自宅に入れるか、里親さんを探すか、そのまま地域猫として屋外に残すか、という選択肢がありますが、いずれにせよ、そう簡単なことではありません。相談者と一緒に悩んで悩んで、一番良い解決法を見つけるしかありません。
ボランティア側が出来ること、相談者側が出来ること、これを調整しながら解決の道を探って行きます。
本当に微力で、大したお手伝いも出来ず心苦しいですが、ボランティアのハシクレ、頑張って参ります。
2015年6月 くどいけいこ