コラム「猫の手も借りたい」№311 アライグマが出た!! 上
風が北風だからなおのことである。
エサやりもキツイ時期ではあるが、ネコたちにとってもっとも過酷な寒さの中にいると思う。
まあ、そうはいっても雪や雨がないだけマシというものか。
そんな中、ムギちゃんのエサ場に「アライグマ」出没、やれやれ。でかい、二回り以上ありそうな体格。
私はその場に着いていたが、あっという間にムギを蹴散らして、バリバリと彼女のフードを食べ出したから、慌てて彼女のお皿を引いた。
ムギちゃんのエサやりを巡っては、相変わらず「置きエサ」「撒きエサ」「投げ込みエサ」などが続いている。
道路に直にエサを置いたり撒いたり。さらにはよそのお宅の庭に、キャットフードでもなく人の食べ物を投げ込んだりもしてある。本当に困りもの。
見つけたら、できる限り片付ける。よそのお宅の庭の奥にパンやソーセージかあると、長い棒を持ってきて引っ張り出す。
エサを与えている人は、エサが消えてしまっているから「食べたんだ」と思うことだろう。
ムギは人の食べ物はほぼ食べていないと思う。ということは「アライグマ」は食べている、ということであろう。
しっかり「貼り紙」するかなぁ。
「置きエサ」「撒きエサ」「投げ込みエサ」はアライグマが食べており、ネコのために用意したエサを、アライグマが食べてしまうというのは問題だと思う、というところか。
それ以前、今までも「貼り紙」をしてきた。
よそのお宅の庭にエサを置く、投げ込む人(信じられない人ですよね)には、「このネコはしっかりエサをもらってるから大丈夫。心配しないでください」とメモに書き、それをエサがあった場所に置いた。
紙皿であげてそのまま片しもせず、ほっぽりっぱなしの人には「置きエサはなさらないで」と理由をあげてお伝えした。それでも止まないので「(エサを)あげたい人は、どうぞ連絡ください」と法人名とともに私の氏名を明かし、電話番号をご案内したが、まったく引っ掛かって来ない、どうなってんだ。
気の毒にムギちゃん、怖がってビクビクしている。