コラム「猫の手も借りたい」№209 ヘルスメーター

体重計のことだ。
タマのために購入したヘルスメーターが、今非常に役に立っている。

実は、私事で恐縮だが、いろいろあって昨年の夏には 6キロ 体重が減ったことはすでに書かせていただいた。
ここ20年くらい、私の体重は増減を繰り返しており、そのせいでか、血圧の上昇、腰/膝の関節痛などが出ていた。
これが、この体重減少で緩和された感がある。

主治医いわく「どんな理由であれ体重が減り改善されたのなら、増やさないように」とのこと、そりゃそうだ(笑)。
私もリバウンドしないように注意をはらっているが、ここで頼りになるのが「ヘルスメーター」である。
毎朝ヘルスメーターに乗り、体重調整をしているのである。
衣類分はもとから計算してあり、それを差し引いた値を出し、一喜一憂している。

このヘルスメーターは、4年前に送った「タマ」のダイエットのために購入したものだ。
このヘルスメーターは、最小表示単位が 50g で今では珍しくないが、私が求めた10数年前は200g単位のものが多く、10gとか20g単位で測れるものは、赤ちゃん用のものであった。

人用は、200g単位で測れれば用が足りたが、体重が5キロ前後のネコでは、ダイエットにはもう少し細かい単位で測れないとな、とネットで調べて初めて「最小表示単位」というものを知った次第だ。
赤ちゃん用は10gとか20g単位で測れるものがあるのを知り、へぇ~、っと値段を見たらば、これが200gのものと比べると何倍かしたのを覚えている。
そう、高かった。

しかし、せっかくダイエットさせるなら、となんとか「50g」という単位のものを見つけ、値段も折り合うものに行き着いたので、それを使ってタマのダイエットをおこなったのである。

ネコは、生後1ヶ月くらいから避妊去勢手術のできる、生後5ヶ月(約2キロ)になるまで、平均で週に約100gずつ増えて行く。それを考えると、やはり50gという最小単位は必要だと思うわけである。

今、改めてネットで探ってみたが、ヘルスメーターは格段の進歩をとげ、体脂肪率、BMIなどが測れるものもざらで、10gが最小単位のものもあり、これは赤ちゃんを大人用のヘルスメーターで測定できる。
その上「犬猫」用というのまで売っていることが判った。

話を戻すが、せっかくBMIも正常値に入り、なにより膝や腰の痛みや動きにくさが遠のいたので、このままこの体重を維持したい。今の体重だってまだまだ「やせしろ」もある私である(笑)。

毎日の散歩も1時間以上かけている。歩くことは、一番バランスがよく、もっとも手軽にできる運動であると思う。

ペルも、ダイエットして久しい。5.4キロの体重は多少の増減はあるものの、守れている。
肝臓サポート(ドライ)と、薬服用のための「ウエットフード」の量を加減し、その量を守ることで、ここ2年近く落ち着いている。
ペルもダイエットを始めた当初は、「タマのヘルスメーター」にお世話になった。現在は、体重の変化はほとんどなく、月1で受診する病院の測定でも微増減で済み、安定している。

私もペルも、「タマのヘルスメーター」に感謝の日々である。

2021年1月 くどいけいこ