コラム「猫の手も借りたい」№189 ペルの荷?

新年早々、ヒザを壊した。
暮れころには炎症起こして腫れていたけど、まあ、時々あるので湿布くらいでごまかしていたが、年末の大掃除、今年は障子の貼り替えをやろうと、頑張った。
それで、ヒザの曲げ伸ばしをすることになってしまった、、、今思えば。

さて、元旦。左ヒザが腫れて膨張した感じ。「ヒザの裏」の存在を異様に感じる。
あら、こりゃ困った、歩くのも痛みがありままならない。
医療関係の友人に電話すると、やはり一度整形外科を受診して、とのこと。
松の明けたころ、隣駅の整形外科へ行った。
駅まで歩くもののやはり普通に歩けず、左足を引きずる、やれやれ。

整形外科の待合室には、たくさんの診察待ちの方が。
インフルエンザ流行の時期なので、そちらも注意しなければならない。
私は常に「消毒用アルコール」を携帯しているので、それを使う。もっとも、病院玄関には備え付けの大きな消毒用アルコールのボトルがどど~んとある。

やっと私の順番になりドクターの診立てはというと「変形性ヒザ関節症の初期」で、ヒザには水も溜まっているとのこと。あー、とうとう来たか、加齢とともに減少するというヒザの軟骨成分。
このヒザの曲げ伸ばしを助ける「クッション」も少なくなっており、それを補うべく注射の薦めもあったが、私はすべて止め「リハビリ」を選んだ。
ヒザは、太腿の上、内側の筋肉を鍛えないと、結局は同じ状況を繰り返し、どんどん悪化するということのようなので、ヒザ体操とリハビリを頑張ることにした。

ながなが、私のことを書かせていただいたが、この「ヒザ」が曲げられない、という状態はネコたちのエサやりがスムーズに出来ず、なかなか大変なんである。

つい最近まで普通に歩けていたのに、これが出来ないって本当に不便。
とにかくヒザが曲げられないので階段の昇り降りも一段一段。
しゃがめない、なんてもどかしいのだろうか。
ズボンを履くのもヒザが曲げられないため、悪い方の足を伸ばしたままで、まずこちらの足から履かなくてはならないし、湿布もなるべく、皮膚炎を起こさない程度に使用した(私は湿布に負けるタイプ)。

また、この時期、寒いとどうしても「ヒザや腰」などの関節に痛みが出ることがあり、エサやりで屋外に1時間なり留まる、ということは良いことではない。

しかし、誰しも年齢には勝てない。こうやって、いつかエサやりが出来なくなるんだな、と実感した。もちろん、屋外にネコたちがいなくなれば、それは必要ないわけだが。

それから約3週間、お陰さまでかなり回復し、階段は昇るのはOKになった。降りるのはまだ痛みがあり、無理だが。
ヒザの腫れは取れた。まだまだ違和感はあるが、歩く時は普通に歩けるようになった。
この間(かん)、リハビリに通院すると同時に、自宅での「低周波治療(いわゆる「電気をかける」ってやつです)」やヒザ体操を行っている。これはカウンターを使って数を取るため、カチャカチャいわせながらやっている。

もうひとつ大事なこと、減量だ。私の場合、標準体重よりかなり重い、とほほ。
まず、5キロを目標に減量を開始。
この「5キロ」はペルの体重とほぼ同じで、24時間ペルを抱っこしたりおんぶしたりしてることを思えば、いかにヒザや腰に負担がかかっているか、が明らかだ。

ペル分減量ができ、「ペルの荷が降ろせたら(笑)」な、頑張るよ、ネコたちのためにも。

2020年1月 くどいけいこ