コラム「猫の手も借りたい」№146 続 今年も大寒
「今年も大寒」をアップし、雪も寒さもこれから、と書いたとたんに東京は大雪になった。
4年ぶりの大雪、寒さはなんと「40何年振り」だという。
私は、実家が東京より寒波が厳しい場所なので40数年ぶりってことはないが、今いる猫たちは初体験に違いない。
4年前の30センチ近い積雪は、いやー大変だった(コラム№79 「大雪の中で」 をご覧ください)。
私宅の外階段下にはネコたちの「専用ハウス」を置いており、そこに入っていてくれたら暖も取れるし心配ないが、なぜかネコたちったら、雪をかき分けどっかに行ってしまった。
なんと、また今回も同じ現象が起こった。
前回の経験を踏まえ、ハウスを様子見で覗かない!、を肝に銘じていた。
だが、ハウス近くで「エサ場確保」の雪かきしていたらネコどもは居なくなってしまい、またいい心配をした。
今回は、前回捜した2匹のうち、くーちゃんだけは当日深夜、フードをもらいに何度も現れた。
エサ場を確保するための雪かきは何回したっけ、1時間に1回くらいの割合でしたから、4-5回はしたな。
とにかく雪がどんどん積もるので、玄関前の階段から踊り場が、あっという間の「雪」で来られなくなってしまう。
さて、問題は「トラミ」さん。
トラミさんは、今一番気を付けなければいけない子でこの子が心配だったが、行方不明になりフードもやれないから「薬」もやれず、本当に心配した。
何度も何度も玄関を開けて姿を探したが、深夜2時を回っても現れず、、、、
その頃には雪は止んで来ていた、もちろん積もった雪はそのままだったが。
仕方がないから、その段階で諦めて就寝した。
翌朝は、がばっと跳ね起きて階段下を見に行ったらハウスで丸くなって寝ており、やれやれ、と胸を撫で下ろした。
はー、良かった。
当人は疲れた模様で呼んでも反応せず、フードも食べなかった。
私はそのまま出社したので、彼女の状態も気になったが、帰宅後の食欲は変わらず。
やれやれ2。
しかし、今年は「氷点下」の日の続くこと。油断していると水飲み場の水が凍りつき、それも氷の厚いこと。
朝晩、氷を割って外に捨て、水を足した。
こんなことも初めての経験だった。
カイロはここ数年入れてやっておらず、後悔した。
いや、誰だかわからないが、ハウス内の敷物を嫌って外に出してしまう子がおり、入れても入れてもイタチごっこ。
カイロは「敷物」の下に入れており、直接肌に触れると「低温ヤケド」をしてしまうので、諦めて入れてやってなかったが、ここまで寒いと流石になんかの手立てを考えなくては、と思い立った。
冷蔵庫の包装で使うような、大きなダンボールがあったので、それを階段下の目隠しカーテンの中に入れ防寒の補強をしたらば、かなり階段下の温度を保てるようでネコたちも暖かいと見え、ハウスから出て来ない。
おー良かった、ちょっとでも暖かく過ごしてくれたらそれに越したことはない。
お陰様で、うちの子たちはなんとかこの寒さを乗り越えてくれたようだが、区内の相談者さんからは「大雪の後、姿が見えなくなった」とのお話も舞い込んでいる。
さぞかしご心配であろう。
などど書いているうちに、次の雪の予報が出た。
今回は大事にならないことを祈るばかりである。