コラム「猫の手も借りたい」№121 タマ
ここのところ、いなくなった「しんちゃん」のことなどもご心配いただいたりと、コラムを読んで下さっている方が連絡を下さったりし、非常にありがたく思っております。 本当にありがとうございます。
「タマ」の題名でコラムアップすると、「なにかあったか!」とびっくりされる方もあるかも、と、「元気です」で書き始めました。
お陰さまで我が家の「タマ」は低空飛行ながらつつがなく過ごしている。 もっとも推定16~17歳、本当に高齢になった。
食にもムラで出て来、ダイエットのために使っていた「自動給餌器」は使わなくなった。
ピーク時、4キロあった体重はジリジリとダウンしつつある。
人も同じだが、高齢者の体重減少は命取り、なんとか食べさせようと一生懸命だが、なかなかどうして、思うようには行かない現実がある。
昔はなかった食べ物の「吐き戻し」が見られるようになり、体重減少も気になるが、投薬後に吐き戻されると、タマの場合はどうしても飲ませなくてはならない薬なので、それから朝までかかって飲ませるということも出て来た。
薬のストレスもあるだろうが、そうは言っても今はまだ止めるわけには行かない。
「吐き気止め」の薬の処方もしていただいている。
慢性腎不全の皮下点滴も、もう何年になるか。
記録を見ると平成24年4月からだから「丸4年」以上である。今は週に3回を守って続けている。
先日、猫の慢性腎不全薬の開発が進んでいると発表された。数年のうちには使えるようになるようだが、たぶんタマには間に合うまい。
でも、本当に研究が進み薬が出来れば、猫の寿命は大幅に伸びるのではないだろうか。
タマの皮下点をする時は、首輪にヒモをかけ台に拘束すると、ちょっと嫌がりはするが大人しくさせてくれるので、本当にありがたい。
保定なしで、私一人で出来るんだもの、これもうちの子の自慢のひとつである。
足腰の衰えは如実で、前にも書いたがウンチはトイレの中では出来なくなって久しい。
柔らかいもの(この場合は、砂)の上では、踏ん張りが利かず、床に敷いてやった「ペットシート」や「段ボール」の上で用を足している。
した後は「ごめんなさい」って顔を必ずして可愛いが、年齢には勝てないよ、といつも「偉いね」と褒めて片付ける。
普段は寝ていることが多くなり、喜ぶのは大好きなブラッシングの時だ。
あとどのくらい一緒にいられるかなあ。 でもタマは、年齢の割には元気だな、とも思う。
ずっと、寄り添って行くからね、一緒に過ごそうね、タマ。