コラム「猫の手も借りたい」№198 ただいま

実家から、コロナ禍「第2波」真っ最中の、東京の自宅に戻って来た。
実に5ヶ月ぶりだ。

庭(猫の額の狭い庭です、ハイ)の草は伸び放題。
人の背丈より高いセイタカアワダチソウが、自転車をがんじがらめにしていた(笑)
これじゃあ、盗難にも遭わないわ。

うちのペル、お陰さまで元気いっぱい、元々人懐っこいから留守番を頼んだ友人ともよろしくやっており、なんの問題もなかった。でも元気な姿を見て、嬉しかったことこの上ない。

もっとも、私の留守の時の定期検診で「心筋肥大症」という疾患が見つかり、初期とのことで錠剤が処方されていた。
さて、投薬はうまくいくかな~と心配したが、なんのことはない、コクンとお利口に飲むという。本当にうちの子は、代々投薬の苦労がなく、親孝行ばかり(親バカ)である。
友人がいうには、最初は頬の方から指を入れて口を開けさせ、薬をぽいと入れたらなんなく飲みこんだが、ちょっと咬まれた、というか歯が当たったようだ。
友人に、口の前側から指を入れると、脇からよりアプローチが長いから咬まれないのでは、といってみた。その通りにしたら、咬まれることはなくなったよ、と報告あり。
友人も、まあ扱いやすい子で、と私以上の親バカぶり。どの道、ペルは得な性分だとつくづく思う。

帰ってすぐは、呼んでも姿を見せず、3時間ほど籠城していた模様であるが、その後はまったく以前と同様、べたべた甘える子に戻った。
その日からまた、枕の取り合い、攻防戦である(笑)。

5ヶ月も留守にしていると正直、色々なものの置き場なども忘れてしまったりしていた。もちろん、途中になっていたことなどもすっかり忘れ、生活する上でおいおい思い出したりしてヒヤリとすることも。
これって、5ヶ月いなかったせいなのか、老化現象か、はたまた認知症でも始まったのだろうか、、、、
自己観察しながら過ごすとしよう。

コロナ禍での生活は、相変わらず強いられることばかり、憂鬱なこと。
実家でも極力注意を払い、感染のほとんどない山陰でも手を抜かず「手洗い/消毒」は徹底していたから、帰京したところでそれを緩めることはしないが、山陰にいるより身が引き締まる気がする。
本当に感染しない、させないをモットーに過ごしていかないとなぁ、気が重いけど。

久々にヘルスメーターに乗った。え、マイナス5キロ、、、、まだ、デブだけど(笑)かなり減った、びっくり。
ペルの体重が約5キロだから、ペル分の荷を降ろしたことになる。
はー、そんなに減ってたかあ、この体重はキープしないと。
これでBMIをなんとかクリアできる(笑)。
振り返ってみれば今年初め頃、「変形性膝関節炎」を起こした時に5キロ減少を目指したが、
こんな形で達成するとはなあ、、、、

しかし、コロナのお陰で、東京を一度離れ、他の場所に移動すると、そこで2週間の待機を強いられることになり、本当に不便でやっかいだ。
しばらくこの生活が続くのだろう、やれやれ。

2020年8月 くどいけいこ