コラム「猫の手も借りたい」№177 6月のふるさと

6月の後半、実家に帰省していた。
5泊、いつもより1~2泊長い滞在である。
この時期に休みが取れたので、これ幸いに飛行機を取った。
旧盆など、親戚や友人と会える可能性が高い時節に帰省を合わせても良いが、そうなると盛夏であるため、高温多湿の日本の屋外は、「飼い主のいないネコ」にとっては最も過ごしにくい時節になるため、私は盛夏は外して帰省するようにしていた。
たいがい、7月か9月頭に帰省していたことが多かったので、ちょっとずれただけで咲いている花や景色が違っており、久しぶりに「この時期のふるさと」を満喫した。
もっとも、高齢の母の相手は大変で、今回もこんなことがあった。

「固定電話」で話していた母がいきなり、「代わって」と受話器を差し出した。
「誰?どなた?」と確認すると「カンユ」だと言う。
カンユ? 仕方がないので、電話を代わると、、、、
「営業トーク」の女性、受話器の向こうの声に耳を傾けると、
なんと「肝油の勧誘」電話だった(ここ、笑ってください(笑))。
「肝油」なんて、すごい久しぶりに聴いた。私の幼い頃にはとり目、くる病(とり目/くる病  は恐れ入りますが検索してください)の予防補助食品(サプリメントですね)として、活躍していたものである。

話を元に戻すと、以前もお電話いただいたようで、一度試供品を送ってもらっていたらしい(母はてっきり忘れていた)。
最近、新製品が出たので、ぜひお薦めしたいとの内容、やれやれ。
「試供品をいただくのはありがたいのですが、母は『振込』が出来ないので、代金をお支払いで出来ないと思います」と言ったとたん、ほうほうの体で電話を切られてしまった。
「今後は、お電話もご遠慮させていただきますね」とのおまけつき。
やれやれ、まあ、良かった、たまたま私がいて。
母は基本的には足腰丈夫で、シャカシャカ動いて、口は減らないし、、、それはお互い様か。

さて、ペルは、迎えてから1年3ヶ月、最初は荒れてガサガサだった肉球も今ではすっかり柔らかくなり、家ネコになったなあ、と感慨もひとしお。
ちょっと高めだった「肝臓の数値」も少しずつ改善されて来ている。
これも、「肝臓サポート」療養食を与えていることが影響しているのであろうか。
しかし、肝臓サポートのみだとカロリーがけっこう高く、これだけだと肥満を避け今の体重を維持するのには1日の摂取量を相当減らす必要があるため、カロリーとたんぱく質を抑えたフードを半分混ぜて与えており、それでも40g/1日とかなり少なめの量である。
ドクターも「え、40g?」とちょっとびっくりされていた。それでもペルは慣れ、毎日残すことなく、程よいペースで食べ切っている。

ブラッシング好きで、タマもそうだったが、ブラシを見せると無条件で飛んでくる。
その前に、ロングコートの彼にクシを入れるのでマスクを必ず着用するが、それですでに鳴きながら駆けよってくるようになり、まあ、可愛いこと。
ペルは体重も多めで、ロングコートも手伝ってか大きなネコなので、可愛いというより、ハンサムで凛々しい(親バカ~)です。

うちの子になってくれてありがと、ペル。
ずっとよろしくね。

2019年6月 くどいけいこ