コラム「猫の手も借りたい」№127 節分
暮れの「仕事納め」をしたとたん風邪のような症状が出て、これは休まないと、と終日寝て過ごした。
仕事も忙しかったし、プライベートでもゴタゴタが続き、やれやれやっと正月休み~、ちょっとまとまって休める!と思った矢先だった。もちろん色々予定もあったのに、すべて流れた。
その後も私の体調は低空飛行で、それでもなんとか仕事に出ていたが、1月末、「あっ」と思ったら「喘息」が出ていた。
もともとアレルギーがあり、数年前に「喘息」と診断されてから気をつけていた。少し咳が続くようなこともあったが、それでもなんだかんだ言いつつも大丈夫だったが、今度のは違った。
痰が出て咳が止まらない(尾籠な話で恐縮です)。気管支が狭くなっているので、咳き込んでいると呼吸が苦しい。横になるのだがそのまま横になれず、背中にクッションを入れ少し起きた状態でないと息が苦しい。
ホームドクターのところにも、何回も足を運んだ。 夜中、咳で目覚める。咳き込んで咳き込んで、気管支が痛い。慌てて体を起こさないと寝たままの体制では苦しい。
一緒の布団で寝ていたタマもあまりのことにびっくりして布団を飛び出し、咳き込む私をじっと見つめている。
こんなことは初めてだった。
しかし、苦しい。横になっても起きても苦しい。こんな時って自分に自信が持てず「大丈夫かしら、入院とかは困るよなぁ、、、」と不安ばかりになる。
そうなるとタマも私の不安を察し、寄り添ってくれている。
ありがとうね、タマ。
さすがに仕事を休み、とにかく安静を心掛けた。
ちょっと落ち着いたな、良くなって来たな、と感じられたのが2月に入ってから。
おー、もう大丈夫!と思ったのが、ちょうど節分の頃だった。
「節分」は冬から春に変わる節目、その時には邪気が生じると考えられており、そこで一区切りとされているわけで、私の体調もそこから好転の兆しが見え始めた、って暦の上のお話ではあるが。
あー、なんのことにも良かった。
私が元気でいないことには、うちのタマも、お外にいるなっちゃんもトラミ、クーちゃんもみてやることは出来ない。もちろん、実家にも老母を独りで残している。
お外の猫たち、お陰様でなんとかこの冬は乗り切れそうである。
猫たちに頼られている私、これってひょっとして、猫たちにも生かされているのかしら、、、
*今回の「猫の手」画像は私のです。