コラム「猫の手も借りたい」№188 続々 投薬

新年、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
コラムは「投薬」の続きです。

2種類の「投薬補助おやつ(トリーツ)」が次々届いた。
なるほど、柔らかい粘土状のおやつ というのが一番解りやすいか。
早速、ペルに与えてみた。興味を持ち匂いを嗅いだり舐めたりはするが、食べない。
えー、マジか、、、、 もう1種類も同じ、ダメだ、これはペルには使えないか、がっかり。

気を取り直し、お外のなっちゃん、トラミに与えてみた。
なっちゃんは大好き、もっとくれと私を追ってくる(笑)
トラミさんも食べてくれ、良かった、トラミとの「薬攻防戦」の役に立つかも。

さて、トラミさんはご承知の通りずっと投薬しており、ウエットフードに混ぜた粉薬に気が付いてしまっているので、毎日手をかえ品をかえ、というように食べそうなフードに混ぜ込んでいるがなかなかどうして、食べ切らず残すこともある。
この「投薬補助おやつ」でやってみよ。

ネコは敏感で、薬の匂いがすると気が付くことが多いので、粉薬にこの「おやつ」を使う時は十二分の注意が必要だ。
私はまず、この粉薬を「カプセル」に入れ、そのカプセルをおやつで包もうと考えた。

薬は一番小さい№5のカプセルに入ったので、それをおやつで包んでしばらく置いた。
包んだままにしておけば、おやつの水分でカプセルも柔らかくなり噛んだ時に違和感がなく、より「薬」と気付かれにくいのでは、と思ったからである。

さあ、初めて「カプセル入りおやつ」を与えてみた。ドキドキである。
トラミさん、パクッと食べてくれた。やったー!嬉しい。
予想通り、フードを残さない。そりゃそうだ、何も混ざってない、普通のフ―ドだもんね。
これで「投薬」がストレスにならないでスムーズに飲んでくれるなら、こんなありがたいことはない。
むろん、同じものを続けて摂り続けると「飽き」がくるもので、これもそういつまでも、ということは難しいかもしれないし、それなりにコストがかかってしまうのも否めない。
でも、1日でもトラミさんが薬のストレスから逃れられるなら、それはヨシとしよう。

さらに、なっちゃんなんか私を追っかけてくるほど「好き」なんだもの。
おまけに彼はもう1種類の方も大好きだし、もしこの先、彼に投薬が必要になったその時は、また、この「おやつ」に働いてもらうことにしよう。

2020年1月 くどいけいこ