板橋区の旧街道裏のとある住宅地。
集まってくる猫に餌をあげていたら子供を産んで急に増えてしまったとのご相談がありました。

話を聞くと、もう何十年も餌をあげてきたが、ここまで増えたのは初めてとのこと。ご近所からも苦情が寄せられ、お悩みのようでした。
お宅を訪問して様子を見てみると、猫の数は15頭前後。1か所のエサ場で7頭を超えるとふん尿被害への苦情が一気に増えますので、ご近所のご苦労も相当と思われました。
そこでまず、使っていないプランターや植木鉢を活用して猫のトイレを作ること、そして、猫がご相談者さんによく慣れているようでしたので、近所の低額で不妊去勢手術をしてくださる動物病院を紹介して、不妊去勢手術を進めること、置きエサをせず目の前で食べさせることをお願いして、しばらく様子を見ていくことにしました。

半年後、区の保健所にもふん尿の苦情が寄せられたようです。
ご相談者さんのお隣の敷地で新築一戸建てを購入された方からの苦情でした。その敷地はこれまでは空き地で猫の日向ぼっこ場所兼トイレだったためか、家の周りがフンだらけと相当悲惨な状況です。

さっそく、ご相談者さんと保健所職員さん、ボランティアの三者で対策会議をしました。
その結果、ふん尿の被害が酷いので超大型猫トイレを作ること、繁殖出産期の直前であることから不妊去勢手術をすぐに行うこと、ご近所の清掃を行っていくこととなりました。

(1)2回に分けて猫を捕獲、オス6頭メス6頭の不妊去勢手術
(2)餌やり場所のガレージの掃除を行い、猫だまりの環境整備
(3)周辺のご協力いただくお宅に、プランター猫トイレを設置
(4)ガレージに超大型猫トイレ(1m×2m)製作

外で生活する猫たちは、だいたい3、4軒のお宅から餌をもらっていると言われます。
不妊去勢手術のための捕獲の際に調べてみると、ここの猫たちも数軒のお宅で餌をもらっていました。そうと知らない相談者さんは、朝晩、たくさんの餌を用意し、姿を見せない猫たちがお腹を空かせないように別に餌を山盛りにしてという状況でした。また、猫が一気に増え餌代も負担になっているとのことでした。
そこで、餌を1日1回朝だけにして、食べ終わったらすぐに片付けて置きエサをしないことに。
猫たちは次第にエサの時間を覚え、集まるようになり、ご相談者さんも納得されました。

 

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