先だっても書いたが、先ごろネットのニュースで取り上げられた、高齢者の方が病気やケガなどで自分が飼育中のペットを飼えなくなった時の対応について、あれからも色々と考えてしまった。
つい2~3日前は、鳥の「オウム」類のことについて同じような事例が挙がっていた。

大型のオウムは、もともと寿命が50~60年。
お子さんのいない私の友人が獣医さんにふと「先生、私、オウムが好きで飼いたいんだけど、それもなるべく大きいの」と言ったところ、

あっさり「無理だね、オウムは長寿だから飼い主が一代では難しい。お子さんのいない人は飼っちゃダメ」と、言われたとのこと。
そうだよね、オウムは「亀」なみの寿命で、注意が必要との認識だそうである。
長生きだからこそ生涯コストもかかるだろうから、覚悟(オーバーですかしら)も必要かもしれない。
もちろん、飼わないで、と言っているわけではなく飼うにあたっては、よく考えて欲しい、ということである。

さて、ネコに話を戻そう。
ネコは、オウムほどではないがずいぶん長寿な生き物になって来たと思う。
現在ネットで「飼いネコ」の平均寿命と検索すると、16歳前後、と書かれている。
私の幼少時(いつの話だ!?)は、ネコまんま で 放し飼い だったので、3~4年で「ネコはいなくなる」ということが多かった。
ネコも飼いネコだが室内では亡くならず、どこか屋外や納屋、物置などの人目に着かないところで亡くなるケースも多かったと思う。
そんな時代から比べると、半世紀ほどでここまで変わってしまった感がある。
フードの開発により、人が手を掛けることなく安全な嗜好性の高いフードを与えられるようになり、また医療の発展で延命や救命が可能になった。
本当に驚きである。
これでネコたちは、快適な生活を手に入れることが出来ていることは間違いない。

しかし、この「長寿」という現象、あながち喜んでばかりはいられない現実が、見え隠れする。

それがこのコラムのトップに書いた「飼育中のペットを飼えなくなった時の対応」である。
人も長寿時代なのは間違いないが「核家族化」が進み、単身世帯が圧倒的に増え、今後も増え続けることが予想される。
もしも自分に何かあった時にペットを託せる「誰か」がいない人もいらっしゃるだろう。
もし誰かに託すことが出来ても、ネコも環境の変化に弱い部分もあり、それこそネコが高齢になっていれば、飼い主もおうちも変わってしまう、ということは彼らにとって過酷な状況下におかれることに間違いないし、ましてや行った先の先住のペット(犬や猫)がいれば、その調整は大変なことであろうと推測する。
さらに「ネコの持病」と言っていいであろう「腎不全」の薬の開発が進んでいる。
それにより、さらに寿命の延長がなされ、20年以上生きるネコが多くなれば、子ネコからの飼育だと、その子が寿命を全うする、20年先なんて、それこそ自分や家族(自分の子供)がどうなっているかなど予測は出来なかろうと私は思う。

ネコが長寿になってめでたい、のか、、、 その行きつく先は誰にもわからないのかもしれないなあ。
そう考えると、自分の保護のもと飼育するペットは「一代」での飼育を基本に考えていくべきなのかな、と思いを巡らす昨今である。

2019年1月 くどいけいこ

 

Comments are closed.