今、うちの前のお宅の解体が進んでいる。今年の初め頃、そのお宅にお住まいだった老夫婦が相次いで他界され空き家になっていたが、売却されたらしい。

 

家の解体や建設が始まると、大きめの車両の出入りがあるので、私は必ず現場監督さんに「この付近にいる猫は地域猫なので、気をつけて作業をしていただき、事故なきようにお願いします」と頼むことにしている。

みなさん感じよく、気をつけます、と仰って下さるが、今回、車両の誘導をしている担当のおにいちゃんは、ちょいと違った。

 

朝、自宅を出ていくと既に仕事中のおにいちゃんは、「おはようございま~す」と挨拶、こちらも挨拶を返したが、次の言葉、「お宅、猫、何匹いるんすか~」と来た。

3匹がうちの敷地を根城にしている。

なっちゃん(居なくなったしんちゃんの兄弟)、トラミちゃん、クー(黒)ちゃんの3匹だが、私は20数匹いた猫を全匹手術したり里子に出したりで、10年掛けここまでになった経緯を簡単に説明したら、なんとそのおにいちゃん、「これで、減ったんすか~」だと。

ったく、はいはい、「お好きなんですね~」の口ですね、あなたも。

本当に今まで何回「お好きなんですね、猫」と言われたことか。

嫌いじゃないけど、好きだけでは出来ないですぞ。

 

またまた、寒い冬の季節。オールシーズンの中でも一番気を使わなくてはならない時節である。

11月に、発泡スチロールのネコハウスも、新しいものに取り換えた。

寒くなってから取り換えると、新品の匂いが厭なのか、2~3日入らないこともあるので、真冬に取り換えるのは避けなければならない。つまり新しいものに交換する時期は考えないとならないということ。

3匹しかいないから、ハウスも3個で、というと力関係なのかなんなのか、入れない子が出たりするので、多めに用意している。

昨年の途中までハウスには布を敷きカイロを入れていたが、とにかくみんな「布」が厭みたいで、外に引っ張り出してしまう。毎日イタチごっこで、入れたり引っ張り出されたりを繰り返していたが、いっそのこと、布とカイロは止めてみた。

なんのことはない、風邪を引いたりもなかったので、今冬も「なし」にしている。

もうみんな10歳を越す高齢なので、毎年ひやひやしている。寿命だから仕方ないが、いなくなれば辛い辛い。

そうこうしているうちに推定12-13歳のトラミちゃんが、食後に右の頬を前足で引っ掻き始めた。辛そうである。まだ食欲が衰えているようなことはない。

2-3日様子を見ていたが、頬を引っ掻くしぐさは治まらないので、これは歯石ではないかと思い始めた。歯磨きをしない猫たちは、歯石が溜まってしまい歯肉炎を引き起こす。こうなってしまうと病院においそれとは連れて行かれない地域猫たちは、悪くなる一方の可能性も否定出来ない。

さて、どうしたもんだか。

続きます。

2016年12月 くどいけいこ

 

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